「ドイツの家」のパッシブデザイン5要素とは?

自然エネルギーを有効活用し快適な住環境を実現するパッシブデザイン。家を検討する際に一度は耳にする言葉かと思います。

しかし、一口に「自然エネルギー」といってもその種類は様々。そこで本日はドイツの家が定義するパッシブデザインの5要素を紹介いたします。

1.Direct Gain (日射熱利用暖房)

パッシブデザインを考える上でまず大切なのが冬場の日射熱をどう確保するかということ。弊社では剛性の高い「ドイツの窓」で大型の窓を作るため、日射熱による自然暖房を実現しています。

2.High Insulation (断熱)

取り込んだ日射熱も家の断熱性能が低いままでは逃げてしまうため、断熱性能を高めることは重要です。大きな窓はUA値こそ下がりますが、取り入れ日射熱も大きいため結果的に省エネとなり暖房の使用量が減るという仕組みになっています。

3.Solar radiation Shielding (日射遮蔽)

冬は日射熱を取り入れますが夏場はオーバーヒートしてしまう可能性があるため要注意。そこでドイツの家では外付けブラインド「ヴァレーマ」で日射を自在に調整することで最大80%のエネルギーを遮蔽します。

4.Venetilation (自然風利用)

春や秋など気候の良い時期は自然風を取り入れた暮らしが理想的です。ドイツの家で利用する内開き内倒しの「ドレーキップ窓」は自然風を取り込みつつ排熱を行うことができるため心地良い通風環境を実現。加えて、天窓を設置することで室内との温度差によって風が生まれ気持ちの良い風が通るようになります。

5.Daylite (昼光利用)

エネルギー削減に欠かせないのが昼光の利用。ポイントはトップライトと大きな窓、吹き抜けを効果的に計画すること。トップライトは同じ面積と比較すると三倍の明るさを確保することができます。

◆まとめ

本日はドイツの家におけるパッシブデザインの5要素をお伝えいたしました。パッシブデザインはどちらかというと作り手によるところもありますが、家を建てる上で理解しておくとより納得感のある家づくりを行うことができます。ぜひ参考にしてみてください。

 

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