扇型の地形を活かした家 〜愛しのアンビルドたち~
本日は過去にお客様と打ち合わせを行い、プランを作成したものの別プランの採用となりお蔵入りになったプランをご紹介していきます。
扇形の地形を活かした家
今回のプランは60代〜70代のご夫婦から「それぞれの趣味を取り入れた夫婦二人の家を建てたい」というご要望を元に作成しました。
特徴はなんと言っても扇型の敷地。お客様からも「地型をフルに活かしたようなプランにしたい」とご要望をいただいていました。
通常は扇型の部分を庭にするところですが、広い道路に面した敷地であることから裏庭をつくることに。そして扇型の部分は曲線の大きなリビングを設置し道路側に植栽を設けてプライバシーを確保しました。
趣味の充実と利便性を考えた間取り
1階はエントランスからリビングダイニングまで区別がない大きなホール型に。リビングの横にはご主人様が利用できる書斎を設置し、収納専用の部屋も設けました。
奥様の趣味が楽器演奏ということだったため、寝室と離れた位置に2階には音楽室を設置。さらには大きなお風呂、使いやすいトイレなど設備面も充実しています。
またご友人が集まることを想定して駐車場は2台設置しました。
人目に触れないサービスヤード
「庭は欲しいけども人目に触れたくない」というご要望からサービスヤードを建物裏に設置。建物に囲まれた位置に設置しているためプライバシーを確保しつつ、自然と共生できる空間を設けました。
サービスヤードにはホールとキッチンの勝手口から泥入りすることができます。
シンプルながら夢のあるプラン
本日紹介したお蔵入りプランは、60平米の大きなLDKを中心に必要最低限の個室を2階に設けるなど、シンプルながら夢のあるプランでした。
実際は別のプランの採用となりましたが、設計士的にはかなりお気に入りのプランだった様子。扇方の敷地の曲線部分にリビングを持ってくるという発想が楽しかったとのことでした。とても良いプランなので変形地に家を建てる予定の方は参考にしてみてください。