ドイツの家流 理想的な寝室の作り方
ドイツの家の施工事例では勾配屋根の部分に寝室を設置しているケースがよく取り上げられますが、お施主様によって寝室の作り方は様々。そこで今回はこれまでに手がけた家の中から理想的な寝室の作り方を3つご紹介します。
1 . 二階の勾配屋根の部分を寝室に
基本的に天井高が低いところは用途に困ることもありますが、寝室には向いている箇所と言えます。。頭上の低いところから足元にかけて天井が高くなっていくのは気持ちがいいですし、ベッドの上にトップライトをつけておけば光が入りますし、夜は星が見えたりするなど心地よい空間に仕上がります。
ポイントはベッドの頭の部分を人が座っても頭が当たらない高さの1400mm以上にすること。そこから勾配で高くなっていくというつくりにすることです。
2 . 水回りとつなげた寝室
一階に寝室を設けるときは脱衣所や浴室、洗面室といった水回りとつなげると利便性が高まります。リビングでくつろいだ後にお風呂へ移動して、そのままベッドルームへと移動するという動線はとても喜ばれます。
また、年齢を重ねた後の暮らしを考える上でも水回りと寝室をつなげる作り方は有効。階段の昇り降りもなくスムーズに移動できます。
3 . 前室(ウォークインクローゼット)のある寝室
実現するためにはある程度の広さが必要になりますが、寝室に入る前に前室(ウォークインクローゼット)を設けた寝室もおすすめです。前室は、ただのウォークインクローゼットではなく、家具がしつらえられた「部屋」として扱います。
前室を設けることでプライバシーが確保できるため、よりリラックスしやすい寝室に仕上がります。ウォークインクローゼットは寝室の奥に設置する家も多いですが、行き止まりをつらないように設置することで前室として有効活用することができます。
寝室があってウォークインのつながりで脱衣所や洗面室があるとかそういう作りにしてあげるとそういうのをスムーズに流してあげられる。一階に寝室があるときは水回りとつなげてあげる。水回りウォークイン寝室という流れを作るとすごく喜ばれる。
1日のはじまりと終わりを迎える寝室は、それぞれのライフスタイルに合わせつつ「居心地が良く、くつろげる空間づくりが重要です。注文住宅をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。