ブログ

建築士が教える家づくりに合わせた家具の選び方

新しく家を建てるときに迷ってしまいがちなのが家具選び。もともと大事にしている家具があるという方は良いですが、新築に際して家具を買い換えるという方もいらっしゃると思います。そこで今回は家づくりに合わせた家具の選び方についてお伝えしていきます。

お客様から「どのような家具を買えば良いですか?」と質問をいただいたときに、私たちは「まずは良いチェアを1つか2つ買うところからはじめてみてはいかがでしょうか」と提案するようにしています。

チェアは家具全体の印象に影響するため、まずはお気に入りのチェアを見つけ、そこをベースに全体を設計しつつ、一つひとつ吟味しながら選んでいくという買い方がおすすめ。一気に買い揃えるのもよいですが、暮らしやライフスタイルを考えながら少しずつ買い足していく方が家具に対する愛着が湧き、揃えたときに満足感を味わうことができます。

ちなみにドイツの家のお施主様に人気のチェアブランドは、DREXEL HERITAGE(ドレクセル ヘリテイジ)。もともと持っていたという方も多いですが、入居されてからドレクセル ヘリテイジのチェアを購入して、そこからお気に入りの家具を揃えていくという方もいらっしゃいます。ドレクセル ヘリテイジは少し値段こそ張りますが、使えば使うほど味が出てくる趣のある家具。新居にはぴったりかもしれません。

一方、既にお気に入りの家具をお持ちなのであれば、家具に合わせて家を設計していくというのも一つの方法。例えば、ドイツの家の目神山の事例では、お施主様がもともとダニングテーブル、ダイニングチェア、収納家具、書斎のテーブルとチェアをダニエルで統一されていて、お気に入りのカッシーナのソファをお持ちでした。そのため、目神山の家は家具のイメージを参考にしながら室内を設計しています。

とはいえ、家具と床の色を合わせるなど過剰な調和は図らず。良い家具はその存在だけで室内を引き立ててくれますから、逆に色味などは合わせない方が家具が引き立って良い場合もあります。

家と家具は切っても切り離せない組み合わせですが、せっかく注文住宅を建てるのであれば家と同じくらい家具にもこだわりたいところ。すでにお気に入りの家具がある方はその家具をベースに、新しく購入される方も暮らしに応じて吟味しながらお気に入りの家具を見つけてもらえればと思います。

 

この記事を共有する

その他最新ブログ

ドイツの家の建築家が考える日本建築とは

【建築家コラム】毛綱毅曠に弟子入り、建築家としての修行

心地よさを生む空間のつくり方

ドイツの家 施工事例紹介 三田市ワシントン村

住宅の資産価値について考える

建築家のおすすめの収納家具ブランド〜TEAM7(ティームセブン)〜

CONTACT
「ドイツの家」に関するご質問・ご相談に
関してはこちらからお問い合わせください。