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ドイツの家の建築家が考える日本建築とは

ドイツの家というと欧米建築にインスパイアされた建物という印象があるかもしれませんが、実はその根幹は日本建築です。そこで本日はドイツの家が考える日本建築についてお伝えしていきます。

日本建築は「線」、欧米建築は「壁」

日本建築とは柱や梁など水平垂直の「線」が特徴の建築物だとすれば、欧米建築は「壁」によって構成されている建築物と言えます。また日本建築は建物が単独で存在しているのではなく、自然の一部であるかのような構成が特徴的です。

また窓や建具の考え方も日本建築と欧米建築の違いの一つ。日本は窓が壁になっていますが欧米は窓を穴として捉えます。そのため外観についても違いが明確になります。

どちらが良い悪いということではありませんが、日本建築の良い例えとして好きな言葉があります。それは「自然にはハイコンタクト、環境にはローインパクト」。この視点はドイツの家の設計においても重要視しているポイントでもあります

従来の日本建築は「我慢」の上に成り立っていた

住宅技術が今ほど発展していなかった昔は、自然との共生する代わりに「我慢」を代償としていたのが日本建築の特徴でもあると考えています。

自然の中の一部として暮らすということは、外気の影響を受けやすいということ。当然、昔は断熱性能が担保された住宅は少なかったので、デザインや景観の代わりに寒さや暑さを我慢することが当たり前になっていたように思います。

「我慢」しない日本建築がドイツの家

ドイツの家が目指したのは「大きな窓で自然と環境に配慮していく」ということ。一般的に窓が大きいと外気の影響を受けやすくなりますが、建物の外皮性能を高め、高い剛性と気密性を誇る窓を用いることで夏でも冬でも「我慢しない」住宅を実現しました。

理想は心地の良い家

本日は日本建築、欧米建築と分けて話をしましたが、大切なのはお施主様にとって心地の良い家であること。それは性能面だけではなくデザイン面も大切な要素の一つです。

ドイツの家では「ドイツの技術で日本の家をつくる」という考え方で、それぞれの様式の良さを踏まえてご提案させていただいております。

フラッグシップモデル「柏尾台モデルハウス」では、日本と欧米の良さを取り入れた建築物となっておりますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

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