ドイツの家の耐火/遮音性能は?
快適で安心な暮らしを実現するために欠かせないのが住宅の耐火と遮音性能。そこで本日はドイツの家の耐火/遮音性能についてお伝えしていきたいと思います。どうすれば耐火性能や遮音性能が高まるかを知っておくことで家づくりを進めやすくなるため、注文住宅を検討中の方は参考にしてみてください。
耐火性能を高めるための取り組み
ドイツの家では、充填断熱のみの場合は外壁材にモルタルの上にアイカ工業のジョリパッドを塗装するようにしています。またダブル断熱の場合は耐火性能が非常に高いロックウール、特にドイツでトップクラスのシェアを誇る、燃えない外断熱システム「アルセコ」を採用して耐火性能を高めています。
また家を建てる土地が防火地域や準防火地域にあてはまるかどうかも大切なポイントです。
境界線から1階で3m、2階で5mの範囲内の延焼ライン内では防火設備が必要となるためです。
防火地域や準防火地域の土地についてもぜひご相談ください。
遮音性能を高めるための取り組み
遮音というとあらゆる箇所に対策を講じるというイメージがある方もいらっしゃると思いますが、遮音性能を高める上で大切なのは窓と壁の二点。これらをしっかり対策することで遮音性能はかなり高めることができます。
ちなみにドイツの家が断熱材にセルロースファイバーを使用しているのは断熱性能だけでなく遮音性能を高めるためでもあります。
窓へのアプローチは「ドイツの窓」エーデルフェンスターの採用。内開き、内倒しのドレーキップ窓は屋外の騒音を最大45dBもカット可能。これは「うるさい」と感じる自動車などの騒音レベルを「静か」と感じるレベルまで低減することができる数値です。
ドイツの家では壁に遮音性能にも優れた断熱材「セルロースファイバー」、窓に気密性・剛性に優れた「ドイツの窓」エーデルフェンスターというダブルのアプローチで、高い遮音性能を実現しています。
まずは防火地域や準防火地域かを確認
どこまでの耐火性能や遮音性能が必要かはその土地の環境によって異なりますが、家を建てる土地が防火地域や準防火地域かを調べておくことで予算を管理しやすくなるため、これから家を建てようとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。