ドイツ流 玄関アプローチのつくり方
建物の外観の印象を左右する要素の一つに、玄関アプローチがあります。なかなか一般の方では気づきにくい部分ですが、とりわけ高級感のある外観に仕上げたいという場合は玄関アプローチの広さやつくりがとても重要になってきます。
そこで本日はドイツの家が考える玄関アプローチのつくり方についてお伝えします。
玄関アプローチはなるべく長くとる
建物の設計を行う際は敷地に様々な敷地の条件が発生することもありますが、ドイツの家では玄関アプローチを家に入るときの演出と捉えているため、なるべく長くとるようにしています。
仮に前面道路から玄関ドアまでの距離が短くても、真っ直ぐではなく斜めにアプローチを設けることで、植栽やライティングで玄関アプローチを彩ることが可能に。
毎日帰る家だからこそ、特別感を感じられる仕組みを取り入れることで日々の暮らしが豊かになります。
長い玄関アプローチは建物に高級感を与える
玄関アプローチが長いと高級感が出る理由は、入り口から建物全体を見渡すことができることのほかに、彩られたアプローチを通ることでレッドカーペットのような演出効果がもたらされるからであると考えます。
そのため敷地条件によっては、あえて家の中を通り、奥まで進んだところに玄関ドアを設けるといったプランをつくることもあります。
利便性だけを考えれば雨の日など駐車場からすぐ室内に入るために駐車場の横に玄関ドアを設けるという方法もありますが、最短が正解だとは限らないもの。
その場合は玄関と別に勝手口を設置し、玄関アプローチを別で設けるようにすることでデザインと利便性を両立することができます。
デザインにこだわるなら玄関アプローチを一考
デザイン性の高い家を好む人であっても、玄関アプローチを彩るところまで考えている方はそう見かけることはありません。
これから家を建てたいという方で、外観やデザインにこだわりたい、高級感のある家に仕上げたいという方は、ぜひ玄関アプローチについて一考してみてください。
インターネットやSNSなどで海外の玄関アプローチや外構を検索してみると、より玄関アプローチの重要性がわかってくると思いますので、お時間のある方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか。