住宅の資産価値について考える

欧米では購入時から売却時まで丁寧にメンテナンスを続けて資産価値をあげるという考え方が一般的ですが、日本では一定の耐用年数を経過すると建物の価値はなくなるという俗説があります。そこで本日は、住宅の資産という側面に焦点をあてて、建物の価値についてお伝えしていきます。

欧米において住宅を売買するときは性能の明示が義務付けられていることに加え、住宅は社会的なストックという認識があるため、経年によって資産価値が上昇するというケースも珍しくありません。

ところが日本は世界的に住宅性能において遅れをとっていることから、耐用年数を経過後は資産価値が無くなるという認識が色濃く、消耗品として扱われがちです。

そこでドイツの家がコンセプトの一つとして掲げているのが「資産価値のある家づくり」。そのためドイツの家では資産価値のある家を以下のように定義づけています。

性能+プラン+場所=資産価値の高い家

まず性能については後からの改善が難しい断熱性能がとても重要です。そしてプランは汎用性のあるプランに。注文住宅の場合は自身のライフスタイルに合った個性的なプランは売却時に不利に働いてしまうことがあります。

最後に大切なのが家を建てる場所。建物がよくても人気のない土地では、資産価値が上がりづらくなってしまいます。

そして資産価値を上げていく上で大事なのがメンテナンス。欧米ではメンテナンスを丁寧にするほど住宅の価値が上がっていきます。具体的には水まわり設備と外皮のメンテナンス。

なおドイツの家では資産価値をあげるための取り組みとして、建築時に後から変更ができない断熱性能を高くして、一定期間で買い替えがくる水まわり設備などはシンプルにするという考え方で家づくりを行っておりメンテナンスを容易にしています。

売却前提で家を建てるという方は少ないと思いますが、ライフスタイルや家族構成の変化など不測の事態にも備えて、家づくりは資産価値という側面でも考えることが大切です。

日本でも24年4月から建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度がはじまるなど、これからは土地だけでなく建物の資産価値も考えて家を建てていく時代です。

ドイツの家では経年によって資産価値が上昇していくような本格的な家づくりを行っておりますので、ご興味のある方はモデルハウス( 柏尾台フラッグシップモデルハウスはこちら )をご覧になってみてください。