900億本以上の木。ドイツの森に関する7つの事実

ドイツの森は、豊かな自然の象徴であると同時に、経済や気候にも深く関わる存在です。
実はその多くが人の手によって育てられてきたことをご存じでしょうか。
森林の歴史や規模、環境への役割まで、知っておくと誰かに話したくなる「ドイツの森に関する7つの興味深い事実」(2025年3月、ドイツ外務省のウェブサイトdeutschland.deの記事)を紹介します。

ドイツの森に関する7つの事実

ドイツの森は、多くの動物や植物の生息地であり、人々にとっては経済活動やレクリエーションの場でもあります。
そして何よりも、気候に大きな影響を与える重要な要素でもあります。

1. 人の手によってつくられた森

ドイツの森林の多くは、人の手によってつくられたものです。
持続可能な形で利用されていますが、単一樹種の森林(モノカルチャー)も多く存在します。
主に、世界大戦後に建設業や木材産業で利用するため、スプルースなどの成長の早い針葉樹を中心に植林が行われたことが理由です。
森林を多様な樹種で構成される混交林へと転換すべきだという考えが広がったのは、1980年代に起こった森林枯死の議論以降のことでした。

2. 77種類の樹木

現在、ドイツの森林には77種類の樹木が生育しています。
そのうちスプルース、マツ、ブナ、オーク(ナラ類)が森林面積のほぼ4分の3を占めています。
外来種の樹木は全体の面積の約5%と、まだ比較的小さな割合にとどまっています。
その中で最も広く分布しているのはダグラスファー(ベイマツ)で、森林面積の約2%を占めています。

3. 世界遺産のブナ林

2011年、ユネスコはドイツの5つのブナ林を世界遺産に登録しました。
これらはメクレンブルク=フォアポンメルン州、ブランデンブルク州、テューリンゲン州、ヘッセン州に位置しています。
ブナ林は、かつてヨーロッパに広がっていた手つかずの原生的な自然でした。
約6,500年前には、ブナ林がヨーロッパ大陸の約40%を覆っていたとされています。

4. 900億本以上の木

ドイツには900億本以上の木が生えています。
これは住民一人あたりおよそ1,000本の木がある計算になります。
約179,000ヘクタールの面積を持つプファルツの森は、ドイツで最大の連続した森林地域です。

5. 自動車産業より多い雇用

毎年7,600万立方メートルの木材が伐採されていますが、同時に1億2,200万立方メートルが新たに成長しています。
森林と木材産業には約110万人の雇用が関わっており、森林関連産業は自動車産業よりも多くの人を雇用しています。

6. 酸素の供給源

ドイツの森林は、毎年2,500万〜3,800万トンの酸素を生み出しています。
この数値はドイツの国民が1年間に呼吸で必要とする量のおよそ1倍から1.5倍に相当します。

7. 炭素の貯蔵庫

木材と土壌には約25億トンの炭素が蓄えられています。
ドイツの森林は毎年1億2,700万トンの二酸化炭素(CO2)を大気中から吸収しています。
この量は、ドイツ全体の温室効果ガス排出量の約14%に相当します。

これらの興味深い事実を知っていれば、ドイツの森についてのどんな議論にも自信を持って参加することができるでしょう。

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出典:deutschland.de(ドイツ外務省)
https://www.deutschland.de/en/topic/environment/the-german-forest-climate-factor-living-space-and-economic-area

外部サイト:フォトギャラリー
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