ドイツの家の工法・構造について
注文住宅を建てるときに知っておきたいのが建物の工法と構造。工法と構造は耐久性や耐震性、設計自由度、工期に大きく関わる部分となっており、ビルダーごとに得意としている工法も異なります。
これから注文住宅を建てようとお考えの方は、一般的な工法と構造についてチェックしておくと家づくりをスムーズに進めることができます。
◆住宅の工法/構造の種類について
1、木造軸組(在来)工法
柱と梁、床で組み立てる日本の伝統的な工法が在来工法です。
とくに金物工法では柱と梁を金物で緊結することで断面欠損の少ない構造としています。
2、2×4(ツーバイフォー)工法
2インチ×4インチの部材と合板を組み合わせてつくるのがツーバイフォー工法です。
剛性の高い床版や壁版などを組み六面体構造の住宅を作ることができます。
3、木質系プレハブ工法
工場生産された木質系の部材やパネルを用いる工法が木質系プレハブ工法です。
部材を現場で組み立てる工法のため工期が短くなります。
4、鉄骨系プレハブ工法
軽量鉄骨(6mm未満)を折り曲げたフレームを軸組に用いるのが鉄骨系プレハブ工法です。
パネルを現場で組み立てるため工期が短くなります。
5、重量鉄骨造
骨組みとなる鉄骨に厚さ6mm以上の鋼材を使って作られた建物が重量鉄骨造です。
柱や梁などの接合部をボルトで剛接合するなど頑丈な構造として知られています。
6、鉄筋コンクリート造(RC造)
柱や梁などの主要構造部を鉄筋コンクリートで構築するのがRC造。
鉄筋とコンクリートで形成するため自由設計が可能で耐久性や耐震性にも優れている工法です。
◆木造住宅の耐震性について
木造住宅の耐震性を測る基準の一つとして耐震等級が有名ですが、仕様規定により耐震等級3とされている建物が正式な構造計算を行うと耐震等級3の基準を満たしていないというケースも稀に存在します。
そのため木造住宅の耐震性について考える場合は、仕様規定による耐震等級なのか、正式な構造計算による耐震等級なのかを確認するようにしましょう。
ちなみにドイツの家では正式な構造計算を行い耐震等級3を標準仕様としています。
◆ドイツの家の工法/構造について
ドイツの家では在来工法の金物工法で家づくりを行っています。その理由としては自由な間取りと大空間を作れることに加え、断面欠損が起きない金物工法を取り入れることで強い構造体となり耐震性を確保できるためです。
また、リフォームを行う際の可変性にも優れているためライフステージの変化にも対応しやすいというメリットがあります。
◆まとめ
本日は住宅の工法/構造の種類から木造住宅の耐震性、ドイツの家の工法/構造についてお伝えしました。
これから注文住宅を建てたいと検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
参照元:ホームズ(https://www.homes.co.jp/cont/iezukuri/iezukuri_00619/)