クラシカルなドイツの家 〜愛しのアンビルドたち~
本日はドイツの家のお蔵入りプラン紹介です。今回のお客様はご夫婦での住まいを検討していた中で作成させていただいたプランです。
街並みの中でも目を引くデザイン性の高い外観
まず外観からご紹介していきましょう。クラシックなドイツの外観は今回の物件の特徴の一つ。日本の家では間取りを決めてから窓を配置していきますが、外観にこだわるドイツの家ではデザイン性を高めるために窓の位置を決めてから間取りを決めていくという日本とは逆のスタンスで建てられることも少なくありません。
ドイツの人にとって窓というのはとても重要で、位置を決めるときは綺麗に整列しているかということを念頭におきつつ、美しさを重視して考えます。
とりわけ道路側に面している家の場合は窓をはじめデザインがとても重要視される傾向にあります。
さらに屋根の形状も個性的ですね。腰折屋根、別名でマンサード屋根という言い方をしますが、窓とのつながりをあえて複雑にしたデザイン性の高い屋根です。
夫婦独立型のシンプルな間取り
ご相談をいただいた時点でご主人様の奥様の意向がはっきり決まっていて、1階には広々としたリビングと大きなキッチン、2階にはお互いのベッドルームと書斎を設置するなど個々が独立したスタイルが特徴です。
ドイツの家の中では小柄な家ですが、ご夫婦二人暮らしのためそんなに大きな面積は必要ないため、その分デザインや暮らしに力を入れたいというご要望をお持ちのお客様でした。
まとめ
お蔵入りプランなので実現したわけではありませんが、間取りと外観の美しさを両立したとても素晴らしいプランだったと思います。
今回のプランで参考にしてみて欲しいのは「窓」。とりわけ外観にこだわった家を建てたいという方は、間取りから決めるのではなく、窓の位置から決めることでデザイン性の高い外観を作りやすくなります。ご参考になれば幸いです。