ドイツ流、バスルームのつくり方-
日本ではマンションでも戸建でもユニットバスが一般的ですが、ドイツの家では「お風呂でゆったりとした時間を過ごしたい」というご要望を大切にするために、浴槽や壁、床などのパーツをそれぞれ組み合わせて在来工法でバスルームをつくります。
そこで本日はドイツの家のバスルームのつくり方についてお伝えします。
在来工法の浴室の魅力
ゆったりとした空間のバスルームで疲れを癒し、1日の終わりを迎えたいという人におすすめしたいのが在来工法のバスルームです。
タイルやレンガ貼りなどデザイン性の高い壁に、周囲の風景に合わせて取り付けられた窓、ゆったりとしたバスタブ、さらにバスルーム内に天窓をつければ湿気が抜けるだけでなく夜空を眺めることもできます。
ユニットバスも機能的に悪くないのですが、在来工法のバスルームなら、思い思いの癒しの時間を過ごすことができます。
欧米のバスルーム文化とは
在来のバスルームが一般的な欧米では、家族それぞれの寝室にシャワールームがついていて、さらに共用のバスルームを設けるなど日本とは在り方が異なります。
また、子どもは基本的に浴槽を使わないというところもあり、子ども部屋に小さなユニットバスをつけて、大人は大きな在来浴室をベッドルームのそばに設置するというケースもあります。
欧米では「浴槽とシャワーは別」という考え方が一般的。ゆえに自由度の高いバスルームが出来上がるというわけです。
日本のユニットバスは浴槽の横にお風呂の椅子に座って洗うというのが一般的ですが、バスルームで本を読んだり、ゆっくりと過ごすためにはやや不自由。
そのためドイツの家では欧米のバスルームに対する考え方を一部取り入れながら自由度の高い在来浴室をおすすめしています。
在来浴室のすすめ
日本ではユニットバスが一般的なので、在来の浴室というとあまりイメージがつかないという方もいらっしゃると思います。
しかし、浴室に大きな面積を取らなくても在来工法であればより自由で快適な時間を過ごせるバスルームをつくることができます。
家を建てるならお風呂にこだわりたいという方は、在来浴室を検討されてみてはいかがでしょうか。