火のある暮らしという世界観だけでなく省エネ志向の高まりによって注目を集めているのが薪ストーブ。そのデザインや暖かさもさることながら、断熱や自然エネルギーの利用によってエアコンの使用頻度をかなり下げることができます。

写真の柏尾台モデルハウスは太陽熱を大きく取り込んでおり、オール電化に太陽光発電も取り入れているため、全館空調をつけっ放しにしても電気代はかなり抑えられることを想定していますが、直火がないのは少し寂しいということもあり薪ストーブを導入しています。

ちなみに薪ストーブは鋼板と鋳物の2種類があり、高性能で薪の量が少なくて済むのが鋼板タイプ。鋳物タイプはデザインに優れており料理をしたいという方に向いています。

なお柏尾台モデルハウスでは鋼板タイプを導入しています。オール電化の住宅に薪ストーブがあることで直火が見れる心情的な暖かさもあり、実際に付けるとかなりの熱量なので全館空調で流していくことで寒冷地でも室内はかなり暖かくなります。

薪ストーブのほかに暖炉という選択肢もありますが高気密高断熱の家の場合、暖炉だと室内の空気を使ってしまうため、木を燃やす場合は外気導入ができる薪ストーブが最適です。

輻射熱による暖かさ、炎のゆらぎを見つめられる心地良さも相まって最近は注文住宅でも人気の薪ストーブ。また火持ちの良い暖める力が強い堅木、着火力のある軟木など好みの薪を選び、薪を割って使用するというのも楽しみ方の一つ。

もちろんすぐに焼べることができる薪も販売されていますが、準備から薪ストーブを楽しみたいという方も多いはず。せっかく家を建てるなら薪ストーブを導入したいという方の参考になれば幸いです。